2015-01-01から1年間の記事一覧
気づけば年の瀬。一年を振り返る頃合いとなってきた。 数えてみれば今年は85冊の本(漫画含む)を読んでいるようだ。 去年は131冊(同)読んでいるから今年は前年比64%といったところ。 さて今年読んだ本のなかで10冊選ぶなら以下の本。1月23日読了 池内恵『…
じんぐっべー!じんぐっべー!スズムラ・ケン♪(イチ!) 全国に数いる鈴村健一のなかでも私が思い浮かべるのはこの人。 Kenichi Suzumura - INTENTION 騙されたと思ってジングルベルに合わせて上記を口ずさんでみてください。 頭から離れなくなります。※本…
昔から、周囲に影響を与えたり、作用をもたらしたりすることが好きだった。 変えること、その発端に自分がいること、それに堪らない高揚を感じた。 同じもの(決まったスケジュール)には嫌悪を抱き、変わらないもの(慣習)には疑問を抱いた。 それはきっと…
「一般的とされていることの全てに疑問を抱かずにはいられない」 私のことをそう評した友人がいた。言い得て妙である。 言うなれば、私は問いそのものである。なぜ?と問う場において、他者は私に出会う。 「なぜ私は問いを発せずにはいられないか」という問…
卒論を執筆する際に参考とした文献は手もとにあったもののほか、大学図書館の蔵書や電子データ(CiNiiやJ-STAGE)を利用した。文献目録の作成にはEndNoteを活用した。
人は存在しなければならない理由などなく存在している。そのことが暴露されたとき、人は言いようのない不安に駆られる。自分は「なにのゆえに」存在しているのか。このことは盲目的な経済成長が今となっては意義を失った状況に似ている。われわれは「なにの…
人は世界につねにすでに投げ入れられていた。となると、どのような世界に投げ入れられるかでその人のあり方は決定されよう。人は投げ入れられる世界を事前に選ぶことはもちろん、決めることさえできない。さしあたり私の手もとにある人生だが、これが私ので…
第二章ではとくに日本の青年の意識を裏づけていると考えられる社会(世間)のあり様について考察した。自由とは「自ラニ由ル」ことであるが、こと日本においてそのように振る舞うことは容易でない。そこには「空気」があるからである。“KY”という言葉が流行…
卒業論文第一章には「不安の時代」である現代にあってどのような展望をもつべきかという未来志向の部分と、このような時代に青年らが何を感じているかという現状認識の部分がある。具体的にはアーヴィン・ラズロのワールドシフトを導入として、広井良典の提…
拙劣ながら卒業論文を公開します。全部で4万字を超えているので章ごとに分けて投稿します。社会保障をはじめとする福祉政策、あるいは福祉そのもの、ひいては人間のあり方に関心がある人にとって少しでも資するものがあれば幸いです。 持続可能な福祉世界を…
「言葉の適用条件を見極めねばならない」と、つねに思う。 それはいったい、何について、何に関して、何に対して言われたことなのか? たとえば白ワインには魚、赤ワインには肉と一般に言われる。 でも実際には魚を生臭く感じさせる白ワインもあるし、肉に負…