日本ワインの新酒やいかに。
今週木曜日には毎年恒例のボジョレー・ヌーヴォーが解禁。
11月に入るあたりからフランスに限らず各国の新酒がリリースされる。
今回初めて日本の新酒を飲んだのでその感想をば。
赤ワイン/御坂 マスカット・ベリーA 2013年| 本坊酒造株式会社
鹿児島に本社を置く本坊酒造のワイン部門、マルスワインがリリースする赤の新酒。
リンク先は去年のだが飲んだのはもちろん2014年。
お店の人曰く、酸がたっているとのこと。
香りはシンプルで口に含んだ最初の印象はどことなくブドウジュースっぽさがある。
甘いわけではなくて渋みのすくないフレッシュな味わい。余韻に酸の感じがよく残る。
ボトルでじっくり付き合うというよりもグラスで気軽に楽しむタイプ。
赤だがライトボディなので合わせる料理はあっさりしたものがよさそう。
アルガーノ甲州2014 勝沼醸造株式会社
日本固有のブドウ品種である甲州に特に力を入れている勝沼醸造の白の新酒。
どうやら今年はあまり赤用ブドウの出来がよくないらしく、白だけの販売。
フルーティーな香りで味わいにも果実感があり、酸はそこまで強くない。
去年のものも飲んでいるお店の人によると質はずっとよく、洋ナシの香りが特徴的とのこと。
口のなかで風味が広がるので飲んでいて面白い。
料理の付け合わせのレモンを口に含んでから飲んだところ甘みが感じられて相性のよさを感じさせた。
新酒を飲んで感じたのは一人よりも複数で飲む方が楽しそうということ。
今年のブドウの出来がどうか知る、あるいは初物をいただく祝いの意味でも他の人と印象を語り合うのがいいかなーと。
ボジョレー・ヌーヴォーも割り勘で何本か買ってあれこれ飲み比べしてみるとより味わえるだろう。
飲み比べを初めて3年目になるが今年は過去のものとの比較をしてみようということで、一番古いもので2010年のボジョレーを買ってある。赤ではないが2009年のロゼも。
とあるワインショップではボジョレー・ヌーヴォーは一ヵ月くらい寝かせてクリスマスあたりに飲むのがちょうどいいと言っていた。
輸送や陳列によるストレスが落ち着いたあたりで飲む方が美味しいのかもしれない。
それもあって年数が経ったボジョレーを買ってみた。
当日は友人らと飲む予定なのでお互いの感想を愉しみたい。
合いそうな料理がこれにまとめられていて参考になる。