「福祉の政治過程」の意味と修論アウトライン Ver. 06.19

私の研究テーマは「福祉の政治過程の日独比較:国家干渉および私的自治の観点から」である。この「福祉の政治過程」の意味を、これまで私は明確にしてこなかった。今回は私が「福祉の政治過程」をいかなる意味で用いようとしているかについて記す。 また、後…

12月に提出する修論のアウトラインを更新(6月8日版)

3月27日にアウトラインを初めて公開してから2ヶ月以上が過ぎた。あれから私が何かを信じてこれたかはさておき、あのころの未来にはまだ立っていない。提出は6ヶ月先である。3月末に私が何を考えていたかについては、そのときの記事を参照してもらいたい。 al…

2016年9月から留学中に読んだ本+デュッセルドルフ大学の図書事情

本棚を見れば、その人がどんな人か分かると巷で言われている。ひょっとしたら本人よりも本棚の方が、その人のことを雄弁に語りうるかもしれない。最近ならOne NoteやEvernoteもその役割を果たせるだろう。 この記事では私が留学中に読んだ本を以下に一覧にし…

修論を「いきなり書く」はむつかしい

修論の書きはじめに 更新日:2017年4月6日 高階英樹(人文社会科学研究科公共研究専攻) 「修士論文を書こう!」「書かねばなるまい!」と意気込んでも、いざ書くとなると、これがなかなかどうしてむつかしい。修士論文に「何を」、「なぜ」、「どのように」…

12月に提出する修論のアウトライン(3月27日版)を掲載

同様の関心やテーマで研究している院生が身近にいないので、研究内容を公開することで専攻が同じか近い人を探します。公表することに気後れはありますが、もとよりこのブログの趣旨は「頭の中の見取り図」なので、完成されているものより未完成なものを載せ…

「この物語はフィクションです」

「もし世界が一人の人間によって救われたなら、その世界にはその者しか必要でない」*1 一匹狼や一人で何でもできることがもてはやされるのは、大事な自分という稀少性を高めてくれるように錯覚するからである。ああいったものはほとんどフィクションでしかあ…

Sozialpolitikリンク

Verein für Socialpolitik |Sozialpolitik aktuell: Das Informationsportal zur Sozialpolitik - Sozialpolitik aktuell: Das Informationsportal zur SozialpolitikWillkommen bei der Zeitschrift für Sozialreform (ZSR) | Zeitschrift für Sozialreform…

Weingut Dr.Schneider (ZunZingen)

ゲーテインスティテュートの企画で、バーデンのワインを6種類試飲してきた。Weingut Dr.Schneiderはフライブルクとバーゼルの間くらいにある。試飲したのは白と赤を3種類ずつ。それぞれGutedel(シャスラ)、Weissburgunder、Graurburgunder、Spaetburgunder…

Weingut Dr.Schneider (ZunZingen)

ゲーテインスティテュートの企画で、バーデンのワインを6種類試飲してきた。Weingut Dr.Schneiderはフライブルクとバーゼルの間くらいにある。試飲したのは白と赤を3種類ずつ。それぞれGutedel(シャスラ)、Weissburgunder、Graurburgunder、Spaetburgunder…

「いつからシン・ゴジラの話と錯覚していた…?」

結論から言うと、もっかい観たい。帰省して数日が経ち、持ってきていた本を読んでしまって手持ち無沙汰な昼過ぎ、映画を観に行ってきた。 ツイッターでちらほら面白い話が流れてくる「シン・ゴジラ」を。 俺がよく覚えているのは「ゴジラ対デストロイヤー」…

「投票に行かない勇気」

「バラマキさん」 「九時五時、僕の名前を福祉政策批判の文脈でよく用いられる言葉みたいに呼ぶんじゃない。僕の名前は阿良々木だ」 「そちらこそ、私の名前を現実にはそうそうありえない勤務時間みたいな名前で呼ばないください。私の名前は八九時です。一…

君たちは白いキャンバスではない。

ドッカー・ノ・エライー学長が入学式で読んだ式辞が話題を呼んでいる。 ドーコニ・モナイ大学の入学式ではつい先月まで高校生だった若者たちが大勢座っていた。 そこに現れたエライー学長は、決まりきった挨拶のあと、こう切り出した。「君たちは白いキャン…

伊勢志摩で開催されているG7サミットで提供されたワイン

今回のサミットで提供されたワインはすべて日本のもの 内容は泡2本、白5本、赤4本、ロゼ1本。 それぞれの値段を見てみると、1000円台か5000円以上というラインナップで差が大きい。 北海道の洞爺湖で開かれたG8サミットでは海外のワインも提供されていた。 8…

海とヌードル

4月10日に、青春18きっぷを使って安房鴨川に行った。 きっぷが1日分余っていたこともあり、電車に揺られて、海を見た。 安房鴨川という名前は、村山由佳の『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズで知った。ただ安房鴨川に行ければそれでよかったため、駅に着…

寄せては返す、家族という存在

家族の話は、心をざわつかせる。波風を立てる、とはよく表現したもので、波風がごうごうと防風林を揺らしてくる。 どんより暗雲が立ち込めて、灰色の波が飛沫をあげ、風が辺りをさらっていく。 特別なことはなくとも、個別にある家族への思いと思い出が、め…

政策・情報 学生交流会はエンターテインメントじゃない

第42回 政策・情報 学生交流会 | 全国から約100人が集う! 第42回 政策・情報 学生交流会の公式HP ここはディズニーランドのように、来ることが目的の場所じゃないんだ。 一時的に滞在して、次の目的地へと旅立っていくためのハブ空港なんだ。 常に問うべき…

この一年の間に入手・読了した本

2015年 3月11日 購入3月17日 購入3月25日 読了4月1日 読了4月2日 購入 本書は方法論について量的・質的ともに丹念に解説しており、また参考文献も豊富なため読後の学習にもつなげやすい。 何をやるかは個々人の関心に基づいて決められればいいけれど、それを…

資料庫〈ホームレス〉

ci.nii.ac.jpnc.chukyo-u.ac.jp 2000、釜ヶ崎 訴訟の闘いを引き継いで 94年5月9日、名古屋市を相手取って、生活保護決定処分取り消しの訴訟を起こした、釜ヶ崎と同じ寄せ場である笹島の日雇労働者、林勝義さんが、闘病のかいもなく、99年10月2…

資料庫〈社会福祉〉

【関連リンク】 特定非営利活動法人 日本地域福祉研究所生活保護・福祉一般分野のトピックス |厚生労働省www.mhlw.go.jpwww.sssc.or.jp【報告書・提言】 平成24年度 セーフティネット支援対策等事業費補助金(社会福祉推進事業分) コミュニティソーシャル…

資料庫〈政治参加・政治教育〉

【国内】 www.akaruisenkyo.or.jpwww.nhk.or.jpwww.city.shinshiro.lg.jp下條村で模擬議会 中学生が村づくり提言 « ミナミシンシュウ.jp【国外】 news.yahoo.co.jpnews.yahoo.co.jpnews.yahoo.co.jp[安岡美佳]【何故、デンマークの若者は投票に行くのか?…

2015年の本ベスト10冊(感想付)

気づけば年の瀬。一年を振り返る頃合いとなってきた。 数えてみれば今年は85冊の本(漫画含む)を読んでいるようだ。 去年は131冊(同)読んでいるから今年は前年比64%といったところ。 さて今年読んだ本のなかで10冊選ぶなら以下の本。1月23日読了 池内恵『…

子どもにサンタはいるのかと訊かれたらどう答えようと考えるだけの人生だった。

じんぐっべー!じんぐっべー!スズムラ・ケン♪(イチ!) 全国に数いる鈴村健一のなかでも私が思い浮かべるのはこの人。 Kenichi Suzumura - INTENTION 騙されたと思ってジングルベルに合わせて上記を口ずさんでみてください。 頭から離れなくなります。※本…

私には野望がある。

昔から、周囲に影響を与えたり、作用をもたらしたりすることが好きだった。 変えること、その発端に自分がいること、それに堪らない高揚を感じた。 同じもの(決まったスケジュール)には嫌悪を抱き、変わらないもの(慣習)には疑問を抱いた。 それはきっと…

だから私は問うことを止められない〈断片〉

「一般的とされていることの全てに疑問を抱かずにはいられない」 私のことをそう評した友人がいた。言い得て妙である。 言うなれば、私は問いそのものである。なぜ?と問う場において、他者は私に出会う。 「なぜ私は問いを発せずにはいられないか」という問…

卒業論文参考文献

卒論を執筆する際に参考とした文献は手もとにあったもののほか、大学図書館の蔵書や電子データ(CiNiiやJ-STAGE)を利用した。文献目録の作成にはEndNoteを活用した。

卒業論文第四章「人-生(にんせい)の本来性へ」

人は存在しなければならない理由などなく存在している。そのことが暴露されたとき、人は言いようのない不安に駆られる。自分は「なにのゆえに」存在しているのか。このことは盲目的な経済成長が今となっては意義を失った状況に似ている。われわれは「なにの…

卒業論文第三章「所有として引き受ける人生」

人は世界につねにすでに投げ入れられていた。となると、どのような世界に投げ入れられるかでその人のあり方は決定されよう。人は投げ入れられる世界を事前に選ぶことはもちろん、決めることさえできない。さしあたり私の手もとにある人生だが、これが私ので…

卒業論文第二章「所与として投げ入れられた世界」

第二章ではとくに日本の青年の意識を裏づけていると考えられる社会(世間)のあり様について考察した。自由とは「自ラニ由ル」ことであるが、こと日本においてそのように振る舞うことは容易でない。そこには「空気」があるからである。“KY”という言葉が流行…

卒業論文第一章「不安の時代」

卒業論文第一章には「不安の時代」である現代にあってどのような展望をもつべきかという未来志向の部分と、このような時代に青年らが何を感じているかという現状認識の部分がある。具体的にはアーヴィン・ラズロのワールドシフトを導入として、広井良典の提…

卒業論文要約と「はじめに」

拙劣ながら卒業論文を公開します。全部で4万字を超えているので章ごとに分けて投稿します。社会保障をはじめとする福祉政策、あるいは福祉そのもの、ひいては人間のあり方に関心がある人にとって少しでも資するものがあれば幸いです。 持続可能な福祉世界を…

“白ワイン”には魚が合うのか?

「言葉の適用条件を見極めねばならない」と、つねに思う。 それはいったい、何について、何に関して、何に対して言われたことなのか? たとえば白ワインには魚、赤ワインには肉と一般に言われる。 でも実際には魚を生臭く感じさせる白ワインもあるし、肉に負…

速ければそれでいいのか?

現代は時間が加速度的に速くなっていると言える。それは自動車や電車に飛行機の登場、情報通信の発達によってかつては考えられなかったほどの速さで日々を過ごすことである。これらを可能にしてきた「もっと速く」という目標は実は“未来をいますぐここに”と…

死は当人のものではない。安楽死と尊厳死。

死が“終わり”とみなされるようになったのはいつからなのだろう。 思えば死はいつでも他者のものであった。自らが生きるなかで他者の死を目の当たりにする、あるいは耳にすることはあっても、自らの死を経験することはない。訃報はいつでも他者のもとへ届けら…

「就活」なんてクソくらえと、酒を飲んでいた

2013年は12月1日が「就活」解禁日だった。 今回の記事では一年前を振り返って、なぜ当時の私が就職活動をしなかったのかを羅列したい。 私はあのとき友人らに声をかけて11月30日の夜から飲み会をしていた。 「就活」なんてクソくらえと。 就職活動が始まって…

2014年に1度のボジョレー・ヌーヴォーを楽しもう

「フレッシュさが多彩な芳香を引き立てており、タンニンは繊細で完璧に溶け込み、絹のような舌触り。2014年はボジョレーのためにあったようなヴィンテージ!」さてそのボジョレー・ヌーヴォー、解禁日かその直後しかほとんど飲まない。つまり一年に一度きり…

日本ワインの新酒やいかに。

今週木曜日には毎年恒例のボジョレー・ヌーヴォーが解禁。 11月に入るあたりからフランスに限らず各国の新酒がリリースされる。 イタリアのノヴェッロやオーストリアのホイリゲ、そして日本。 今回初めて日本の新酒を飲んだのでその感想をば。 赤ワイン/御…

余は如何にして猛虎魂を得りし乎

プロ野球の話題になって、阪神ファンと言うとほぼ毎回 どうして楽天ファンじゃないの? と言われます。まあ、私が東北出身ということからそう思うのでしょう。 いやしかしだ… こちとら10年以上阪神ファンやっとるんじゃい! 楽天なんてなかったしオリックス…

【加筆修正】すべては自分次第か?日瑞の青年意識比較から見えること

すべては自分次第か?-Does everything of life depend on me?- はじめに 本稿では人生の自由についてスウェーデンと日本を取り上げながら検討する。具体的には、世界価値観調査の「自分の人生をどれほど自由に動かせるか(How much freedom of choice and c…

その体脂肪率は誰のもの?

風呂に入る前に量った体重が50.9kgで体脂肪率が10.1%だったことから考えた話。それにしても髪を洗っているときは物事をよく思いつく。頭に刺激がいっているからかもしれない。

自炊を続ける簡単なコツ

自炊を続けてしているとそれなりに料理も板についてくる。 はじめの頃は料理名から作るものを考えていたけれど、今となっては手元にある材料から料理をつくる。 友人の間でも“料理する人”という認識が定着して、家飲みでも台所を借りて料理をつくることしば…

私のでない人生を生きる理由はあるのか?個人とは“この私”である。

この人生を、私の選択や決断によって生きられないとして、それをなお“この私”が生きねばならない理由はあるのか? あるとしたら、それはいったい誰にとってか?生かされるのが“この私”でなければならない理由は誰にある? どこにある?と問うてもよい。人で…

思いがけないこと――政策・情報 学生交流会

「第39回 政策・情報学生交流会」(http://www.koryukai.org/)の応募が始まりました! 私はこれまで三回参加しました!毎回たくさんの学びがあり、成長できた実感があります!なんて「学生団体の宣伝」などという、これだけで2ちゃんねるでやり玉にあがり…

マキアヴェッリ、実は結構好きなんです。

「個人と共同体の関係性から見たマキアヴェッリ論」 個人と共同体の関係性はいかなるものであろうか。共同体とはすなわち個人の群体である[1]。この観点から共同体を捉え直すとき、つまり共同体それ自体をあたかも一人の人間であるかのように見做すとき、こ…

徹夜明けの水曜、カレーのち雨

いつも気がついたら深夜1時で、それに驚いていると2時を回り、ため息をついているうちに3時になる。 いっそこのまま起きていようかと思っても、外が白み始めたあたりで具合が悪くなる。 ちょっと横に、と気を緩めたが最後、昼になっている。 そういうこと…

日本では道路より目立ってはいけない

日欧の差異:「眼差し」と「公-共-私」 道路を歩くとき、日本の人々は極力誰も見ようとしない、誰からも見られようとしない。 あたかもそこにいないかのように、黙々と過ぎる。 日本ではまるで道路こそが主体であり、そこを歩く人は道路を道路たらしめるだ…

梅雨だ!4年だ!卒論だあーっ!!

レジュメかな?┗(^o^;)┓レポートかな?┏(;^o^)┛こ…これは…(´・`;)卒論だああああああ┗(^o^)┛ドコドコwwwww┏(^o^)┓ドコドコwwwww 次にお前は「思い出さすな」と言う。ハッ(´゚д゚`) というわけで(?)、卒論はこんな感じで書こうかと。 なんで一人ひとり…

あの日やり遂げた分科会の振り返りを僕はまだしていない、と言ったな。あれは嘘だ。

前巻までのあらすじ 第38回 政策・情報 学生交流会で分科会を担当する(酒)の みつき。 他大学の学生と夜な夜なSkypeで会議をし、迫りくる企画書の締め切りを乗り越え、間に挟まる試験の波に溺れかけ、藁をもつかむ思いで酒に手を伸ばし、酒に溺れかけ、女に…

あの日やり遂げた分科会の振り返りを僕はまだしていない(前篇)

第38回政策・情報 学生交流会にて開いた分科会についての振り返りと反省。 (書こう書こうと思っていたらもうこんなに日が経っていた。いやはや…) 分科会のテーマは「社会的排除/包摂」 この言葉は、若年の失業者が増えた1980年代のフランスで唱えられ始め…

セカイは自分を中心に回る

第38回 政策・情報 学生交流会に行ってきました。 3回連続3度目の参加です。 1年前に開催されたところと同じで場所で、今度は企画を担うチューターとして。 チューターは第37回に引き続き挑戦。 まずはまたチューターをやることにした話から。 第37回のリベン…

今日は何飲む?in京都

どうも、一人でワインを飲みに行くとほぼ毎回社会人に間違われる(酒)の みつきです。 実年齢+3~5歳くらいには見積もられている気がします。 ワインは好む年齢層が高いイメージがあるので仕方ありませんね。 そういえば23時前に行った銭湯で、番頭さん…